認知症の方とご家族に安心なセンサー

10月21日、糸魚川上刈地区の1人暮らしの昼食会に出張講座でよんでいただきました
その時に、糸魚川市の保健師さんよりためになるお話しを教えていただいたので、ご紹介いたします。

糸魚川市の65歳以上の高齢者の方は、16720人(H29年度)いらっしゃるそうです。
今の65歳の方に高齢者というにはあまりにもお若いのですが、統計的には高齢者に入ってしまうそうです
糸魚川市の高齢化率は38,6%
糸魚川市で認知症と診断されていらっしゃる方は4386人
糸魚川の高齢者の方の4人に1人が認知症と診断されています。
厚生労働省では2025年には高齢者の5人に1人が認知症になる恐れがあると、発表されています。
認知症の方は好きで徘徊をしているわけではありません。
用事があって出かけたら、帰り道がわからくなってしまっているのです。
誰かを困らせようとしている訳ではありません。認知症という病気のせいで帰り道がわからなくなってしまっているだけなのです。
なので、この頃は徘徊ではなく「1人歩き」と言われるようになりました。

そうは言っても、認知症の方と生活をされ徘徊の心配をされていらっしゃる方は少なくないとおもいます。
糸魚川市では認知症の方の捜索の連携が確立されてきていますが、より確実なのは
これ!
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写真の「徘徊センサー」です。
認知症の方の持ち物や洋服にセンサーを取り付けておきます。
自宅から離れるとセンサーが感知し、音が鳴るようになっています。
万が一、本格的にいなくなってしまった場合にはセンサーを感知する本体が市役所に25台あり、行方不明になった方を捜索ができるようになっているそうです。

認知症になってしまっても、安心して暮らせる糸魚川ですね
このセンサーをご利用になりたい方は、糸魚川市役所にご相談ください。

みんなで集まって「あはは」「おほほ」と笑いあえる。
認知症を予防するコグニサイズ=運動のことは「らっくねす」にご相談ください